空海、宮中真言院にて後七日御修法を行う 朝廷から許可が下りた空海は、最初の後七日御修法を自ら執り行いました。 空海は、けんだこくしの袈裟をつけ、真言八祖がうけ伝えてきた五鈷杵、念珠などをもって道場に臨み、護摩を焚いて天皇の無病息災と国家安寧を祈ったとされています。 宮中に設けられた真言院で営まれたこの後七日御修法は、後に東寺に受け継がれ、明治時代に一時中断されましたが、1883年(明治16年)から再開され、現在も行われています。