伝燈大法師位を授けられる この年、空海は伝燈大法師位を授けられました。 三位の位階に相当する僧位で、空海にとって初めての叙位でした。 最澄は弘仁元(810)年に四位相当の伝燈法師位に昇進したままでしたので、この時空海の僧位が最長のそれを越えたことになります。 最澄が伝燈大法師位を授けられたのは空海から遅れること2年後のことでした。 その4ヵ月後に最澄は比叡山でなくなっています。