諡号、弘法大師 弘法大師―このあまりにも有名な呼び名は空海の諡(おくりな)になります。 この弘法大師号を贈られたのは、空海の死後86年後のことでした。 空海の朝廷での活躍に反感を持っていた者がいたためになかなか認められなかったのではないかと、言われたりもしています。 空海のひ孫弟子にあたる観賢(かんげん)らの申請によって、最澄に遅れること55年、醍醐天皇より空海へ弘法大師号が贈られたのです。