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四国昔話八十八ヶ所巡り
腰折山  愛媛県北条市

昔むかしのお話じゃ。
風早の地に、腰折山と恵良山と鹿島山が並んで立っておったそうな。

ある時、海辺に近い新城山が、「三つの山の中でどの山が一番強いか相撲をとろう」と言ったそうな。

普段から大人しい恵良山は、行司をすることにしたそうじゃ。
腰折山と恵良山は、がっぷりと組んだが、実力伯仲で勝負はなかなかつかなんだそうじゃ。

暫くすると、腰折山が鹿島山を持ち上げて、西の方の海に投げ飛ばしたそうな。
ところが負けず嫌いの鹿島山は投げられながらも足をぐっと伸ばして、腰折山をけとばしたそうじゃ。

鹿島山は、結局そのまま海に落ちて「鹿島」となったそうじゃが、その時のはずみで山は二つにちぎれ、今の「千切り島」と「小鹿島」ができたといわれておる。

けられた腰折山は、それからというもの腰が痛うてたまらんようになってしもうたそうな。
今だに腰は曲がったまんまの姿なんじゃと。



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