奈良東大寺に灌頂道場(真言院)を建立 嵯峨天皇の勅命により、東大寺に灌頂道場(真言院)が建立されました。 真言院に21名の僧をおき、4月16日から7月15日の安居中と正月・5月・9月の三長斎月に、空海が衆僧を率いて鎮護国家を祈ることになりました。 また天長6(829)年には、空海は、南都の寺々のなかでも格別にゆかりの深い空海の師の勤操の本寺である大安寺の別当にも補任されています。