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まさに生死をかけた航海!

難波を出航した後、大宰府に一度入り、那ノ津から五島列島海域を越えて、肥前田浦で水と食料を積み出航。

空海は4艘の中の、大使が搭乗している第1船に乗船していました。
後にライバルといわれる最澄は第2船にのっていました。

出航して2日目の夜に嵐に遭い、4艘のうち第3船は沈没、第4船は沈没の確証すらないまま行方知れず、最澄の乗る第2船とも離れ離れになってしまいます。

空海の乗った第1船は、その後34日間漂流することになります。

その間、空海が船内でどのように過ごしていたかは資料もなく、想像に任せるしかありません。

この漂流期間は、遣唐使船が東シナ海横断航路を利用するようになってからの最長記録だといわれています。



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