文治4年(1188)に、薬王寺(23番札所)で火事がありました。 その時、不思議なことに、本尊は光を放ちながら玉厨子山へ飛び去っていきました。 その後、本堂も再建され、新しい本尊を安置しました。 すると、玉厨子山に避難していた本尊が戻って来て、後ろ向きに本堂へ入りました。 それから現在に至るまで、本堂には前向きと後ろ向きの二体の薬師如来が本尊として祀られています。