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空海と密教の出会い

この頃、一人の沙門(修行僧)が空海の運命を変える秘術を空海に授けました。

ある真言を、ある場所へ行き、そこで一定の時間内に百万回となえれば、あらゆる経典を暗記することができ、しかも見聞きしたり知覚した全てを忘れることがないというインド伝来の驚異の記憶術。
これが、「虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)」です。

この「虚空蔵求聞持法」を空海に授けた沙門は、奈良大安寺の高僧・勤操(ごんぞう)といわれています。

大学での勉強は、断片的な知識を詰め込むだけの「古人の糟粕(のこりかす)」に過ぎないと、大学に失望していた空海が、人間・宇宙の真理を探究するきっかけとなったのがこの「虚空蔵求聞持法」との出会いであったといわれ、この後、空海は大学を去り、正式な僧侶ではなく自称の僧侶である私度僧となり、山岳修行に身を投じます。

近畿の様々な山々で「虚空蔵求聞持法」の苦行をおこない、その後四国に渡って、引き続き密教行者として山岳修行を行ったとされています。

そして、土州室戸崎(高知県室戸市最御崎)にて、後の空海を空海足らしめる超事実のひとつ、「心に観ずるに、明星口に入り、虚空蔵光明照らし来て、菩薩の威を顕す」(御遺告)「明星来影す」(三教指帰)という、超常的な神秘体験に至ります。



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