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空海、日本初?の狸毛の筆を製作、献上

空海は嵯峨天皇に請われて、狸の毛の筆を作って献上しました。
この時、真書用、行書用、草書用、写書(写経)用それぞれ1本づつ、計4本を献上しています。

この狸毛の筆の製作に関しては、空海自身が手仕事をして作ったわけではありませんが、筆屋の坂名井清川に作り方を教えて、その製作を自ら監督して作らせました。

日本三筆の一人として空海の書は有名ですが、その書に用いる筆の製作方法までも極めていたことは、空海という人物を知る上で興味深いものがあります。

また、狸毛の筆というのは、空海によって初めて導入されたものであろうと言われています。
明治時代に活躍した黒板勝美博士が正倉院に所蔵されている多くの筆を調べたところ、羊毛の筆と兎毛の筆の2種類しかなかったことから、そう憶測されているようです。

王義之のような南帖風の文字を書くには、穂先がやわらかい羊毛や兎毛の筆が都合がよく、顔真卿のような北碑風の文字を書くには、毛のこわい狸毛の筆が都合が良いといわれていますが、その顔真卿の書も空海以前には日本に入っていなかったのでないかといわれています。

奈良時代以来、日本の書法は王義之を手本としていましたので、新しい顔真卿の書法をひろめることによって、当時の日本の文化にも新風を吹き込んだともいわれています。



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