ウェブサイト空海〜


空海年表
空海とうどん
四国霊場八十八ヶ所
四国八十八ヶ所人巡り
四国昔話八十八ヶ所巡り
太三郎狸
中国福建省開元寺御守
お接待(プレゼント)
お便り募集


四国昔話八十八ヶ所巡り
馬を飼わない村  徳島県鳴門市・粟田 葛城神社

昔むかし、天智天皇が、九州へ向かう途中、粟田に上陸した時のお話じゃ。

その時、一言主命(ひとことぬしのみこと)という神様が、天皇のお供をしておった。
この地で、天皇が狩りをされた時、一言主命は狩りの先頭に立ったそうな。

ところが、乗っておった馬が藤カズラにひっかかってしまい、一言主命は落馬してしもうたんじゃと。
落馬したひょうしに、はえておった竹で目を突いてしもうたそうな。
この傷がもとで、一言主命は天皇のお供ができなくなり、この地でさびしく一生を終えたそうな。

それからというもの、粟田村と近くの大浦村、宿毛谷村、鳥ヶ丸村では、たたりを恐れて馬を飼わんようになったそうな。
竹や藤カズラもはえんようになったということじゃ。



Copyright (C) 2006-2008 空海 All Rights Reserved