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季刊誌「麺の世界」
編集長 奥山忠政
空海とうどん/特別企画

特別企画大宰府の空海

【特別企画】大宰府の空海
〜讃岐うどんをもたらしたのは、はたして空海か?〜

讃岐うどん起源考 大宰府の空海(草案)

(一)真魚
(二)東長密寺
(三)観世音寺

(四)日本密教
(五)分身
 空海は真魚を分身に仕立てることにした。自身は当分故郷に帰れないであろう。もしかすると今生でかなわぬかもしれぬ。ならば真魚を代わりに遣わし、母上への孝養に勤めさせ、報恩事業にかかわらせよう。思えば、多度の地に恵果の青龍寺を摸した伽藍を建立し、亡き父上を供養しようと夢見ていたではなかったか。分身でも立てなければ実現できるものではない。
 真魚の聡明さは一見してわかった。素直さも意志の強さも直感した。この者に、記憶力を飛躍的に高め、知恵泉の如く湧き出る秘法を授けた上、空海が乗り移ったと暗示をかければ、当人も左様に振舞い、周囲の者も「空海」と認識するであろう。ことは急ぐ。

 秘法は虚空蔵求聞持法である。
 真魚はまず虚空蔵菩薩の画像を描いてかかげた。
 本番は陀羅尼を100万遍唱え続けることである。「ナウボ アキャシャ キャラバヤ オン アリ キャマリ ボリ ソワカ」。これを3秒で唱えるとして、1分間で20遍、1時間で1200遍、20時間で24000遍である。この調子で100万遍となると、単純計算で42日かかることになる。
 100万遍の陀羅尼読誦が満ちれば、最後に牛蘇加持法が行われ、神薬の牛蘇(牛乳を煮詰めてつくる一種のヨーグルト)を食べて完了する。
 真魚は耐えた。耐えて成就した。

 虚空蔵求聞持法を修しただけでは、コンピューターが初期設定されたようなものにすぎない。空海は、思いつくかぎりの知識を真魚に注入しようとした。これも、秘法を用いてファイルごと入力した。
 ただし保存データは潜在化しているため、一度デイスプレー上で目視する必要があった。大日経、金剛頂経、理趣経を初め膨大な密教経典は、空海がひとたび梵音で読誦すると真魚は即座に記憶し、秘儀の作法も、印の結び方も、梵字の読み方も一通り示せばそれだけでわがものにした。
 講話もあった。「仏法は身の外にあるのではない」と空海は説いたにちがいない。読経や筆授によるのではなく、自ら三密を行じる以外に成仏の道はないというのである。

 最後に空海は一大秘法を行った。祭壇を特別に荘厳し、秘密の護摩を焚き、秘密の飲み物を与え、秘密の真言を唱え、真魚に「自分は空海である」と信じこませてしまったのである。
 その真魚に、空海は伽藍建立のこと、「善通寺」と命名すること、各地を巡り新しい仏法を弘めることなどを決意させた 。
(六)善通寺に続く


本サイトは『麺の世界』奥山忠政編集長と共同で、物語「大宰府の空海」のネット制作に挑戦中です。

上記は奥山忠政編集長による第1回目の粗筋(草案)になります。
時代考証を含め、皆様からのご意見・アイディア等お待ちしております。
下記の条件をご承諾の上、お気軽にご参加下さいませ。
メールを送って頂いても結構ですし、、「大宰府の空海」専用ブログに書き込んで頂いても結構です。
よろしくお願いします。

応募(参加)条件は以下のとおりです。

(1) 粗筋に直接・間接関連する史料などを具体的にお示しいただくこと。
(2) 「物語」としてのアイデイアや遣り取りの具体案をご提案いただくこと。
(3) 構成・執筆は奥山忠政氏にご一任いただくこととし、著作権の同氏帰属をご承認いただくこと。(権利関係を複雑にしないためです)
(4) 著作物にはご教示やアイデイアをいただいた方々のお名前を記載します。
(5) 制作の途中経過は随時公開します。

                       2007年10月 初代先達 真魚



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