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【第8回】日本で初めてのうどんバーガー誕生!
うどんバーガー
ついに、日本で初めてのうどんバーガーが誕生しました!
ラーメンバーガーは、既に多くのメディアで紹介され、確固たる地位を得ていますが、何故かうどんバーガーは今まで作られていませんでした。

うどんバーガー誕生の経緯
今回、うどんバーガーがお披露目されたのは、香川県高松市にある丸亀町壱番街ドームでのイベント「グルメマルシェ」(2009年5月2日開催)。
「地産地消」〜香川県産の食材を使って「食を楽しみ、食を味わう」〜のテーマのもと、『地産地消スペシャルハンバーガー』特別企画のひとつとしてうどんバーガーは登場しました。
丸亀町壱番街ドームにおける数々のイベントを成功させた情熱敏腕プロデューサー・クニギダ氏から協力要請を受けた煎り人大西(当サイト四国八十八ヶ所人巡り第1回登場)が発案し、うどんバーガー誕生プロジェクトがスタートしました。
うどんバーガーが単なる物珍しさで終わってしまう事がないように、「食の安全と美味しさを追求した本物の食べ物にしよう」と考えた煎り人大西さん。
そのために、料理に対する確かな見識と素材にこだわりを持った、うどん明水亭(丸亀市)店主上原氏に商品開発を依頼したのです。

出来上がったのは、「無添加」「手づくり」のスローフード
バンズに固焼きしたうどんを使用し、具材に香川県産のタケノコ・まつイカ・蕗、そして小豆島オリーブを使った自家製オリジナルソースの組み合わせ。

どうです?味の想像できますか?
もし、「大体の想像はつくよ」と答えたあなたはかなりの食通(もしくは、プロの料理関係者)とお見受けします!
私の場合はもちろん、実物を目の前にしても「??????」でした(笑)
美味しさの基準は十人十色ですから、参考程度に実体験をそのまま報告だけします。

まず、ひと口ふた口と食べたところで、思わずぽつり 「うまい…」 とつぶやいてしまいました。
一緒に食べていた友人(元日本料理の板さん、現プログラマー)も静かに肯きながら 「これは…うまいですね。…(暫しの間の後)うどんと具材とソースとの一体感が見事です」のコメント。
そして自家製ソースの美味しさに感動しながら食べ進めると、フキのしゃきしゃきとした食感が通常のハンバーガーのピクルスを彷彿させるのです!
食べ終わった後も、うどんの小を食べたぐらいのほどほどの満腹感もあり、しかも無添加ですから口の中に化学調味料のいやな後味が全く残りません。

私(つぶやくように) 「コレ、すごくないですか?」
友人(普通のテンションで)「確かに、すごいですね」
決して「おぉぉぉ〜!」と一瞬にして感嘆の声をあげてしまうようなインパクトがあるわけではありませんが、“じわ〜〜〜”とひろがる心地よい美味しさがたまりません。
唯一の難点は、型崩れしやすいので食べ難い点ですが、これはすぐに改良できそうに感じました。


そして、屋台の売り場に用意してある季節感あふれる食材を見ると、タケノコをはじめひとつひとつの具材は全て丁寧に仕込みをしたものばかり。
素人目に見ても、かなり手間暇をかけているのが一目瞭然です。
ハンバーガーといえばファーストフードの代名詞のような感がありますが、今回のうどんバーガーはその真逆をいく、まさに日本料理の伝統と良点が活かされた季節感を満喫できる「スローフード」だと感じました。

幻で終らせるのには惜しい…
今回のうどんバーガーはあくまでもイベント「グルメマルシェ」用に考案されたもの。
煎り人大西さんも明水亭の上原氏も忙しい本業を犠牲にして取り組んでこられましたので、残念ながら、今のところ、継続して販売される予定はありません。
ひょっとすると、このまま「幻のうどんバーガー」になってしまうのでしょうか?

夏の素材、秋の素材、冬の素材を活かしたうどんバーガーをぜひ食べてみたい思う初代先達・真魚でした。



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