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● 札所での参拝順序例 ●
1.お大師さまの出迎えに対する礼儀として、山門で合掌一礼
         
2.門内に入り
 手洗いで口をすすぎ、手を洗い
 身を清める
 鐘楼堂にて、特に決まりを書いて
 いない場合はゆっくりと二打
         
3.本堂に参り
 納め札または写経を所定の場所
 に納める
 お賽銭、お供え物等をあげる
 蝋燭(1本)をあげる
 線香(3本)をあげる
 合掌して経本にしたがってお参り
 をする
         
4.大師堂に参る
 本堂と同じ順序でお参りをする
         
5.他のお堂もお参りする
         
6.お参りが終わってから、納経所でお納経を受ける
         
7.お大師さまのお見送りに対する御礼として、寺を出る時、山門にて合掌礼



四国霊場八十八ヶ所巡礼

四国霊場八十八ヶ所巡礼用品・納め札について

「納め札」には、あらかじめ住所・氏名・年齢・願い事を書いておきます。
そして、お参りした時に日付を書いて、札所の本堂と大師堂の「納め札箱」に入れます。

納め札には、「白色・緑色・赤色・銀色・金色・錦色」の6種類があります。
納め札の種類は、結願された回数によって変わります。
 白(1〜4回)
 緑(5〜7回)
 赤(8〜24回)
 銀(25〜49回)
 金(50回以上)
 錦(100回以上)

金札や錦札には、遍路修行を重ねた方への尊敬の念が払われます。
そして、その修行によって得られた大変な功徳が、錦札(金札)そのものに込められていると考えられているのです。
このため錦札(金札)を刻んで、薬と一緒に服用すると効き目あらたかという信仰さえありました。

しかし、車時代となった現代では、歩き遍路しか手段がなかった時代と違って、回数にそれはど大きな意味がなくなってきているのも残念ながら確かです。
実際に金札を持っている人は、遍路タクシーの運転手さんが多いそうですね。

ところで、「納め札」にはもう一つ使い方があります。
お接待を受けたときに、お礼の気持ちを込めて名刺がわりに渡す習慣があるのです。
こういう習慣はずっと伝えていきたいものです(合掌)

 ※このコーナーは株式会社サンエイ様のご好意により作成させて頂いております。
  詳細は株式会社サンエイ発行「楽しくなけりゃ…遍路じゃない!」をご覧下さい。



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