四国霊場八十八ヶ所巡礼用品・さんや袋について
「山谷(さんや)袋」は別名を「頭陀袋」といいます。
「頭陀(ずだ)」とは、サンスクリット語の「ドゥータ」を音写したもので、ふるい落とすという意味です。
仏教には、煩悩をふるい落とすための実践方法として「十二頭陀行」という修行があります。
その十二の修行の中でも、最も代表的な修行が托鉢して歩く乞食行です。
後に、この乞食行を指して「頭陀」というようになったのです。
この乞食行(頭陀行)の時、布施された物を入れるための袋を首にぶら下げました。
これが「頭陀袋」です。
頭陀行の時に使う袋だからです。
さて、「さんや袋」は必ずしも必要ないように思われますが、歩き遍路にはとても役立つものです。
出し入れの多いものはリュックに入れてしまうと不便ですが、「さんや袋」だと便利ですね。
便利な物であれば、何でも構わないようなものですが、やはり気分の問題もあるので、「同行二人」と書かれたお遍路用のさんや袋がほしいところです。
※このコーナーは株式会社サンエイ様のご好意により作成させて頂いております。
詳細は株式会社サンエイ発行「楽しくなけりゃ…遍路じゃない!」をご覧下さい。
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